
8月30日、海外で待ちに待っていた製品の発表がありました。
それがこちらの、SEL50M28。フルサイズ対応Eマウントの50mmマクロレンズです。
出たら良いなぁと思いながらも、まだ先かなぁと思っており、まさに不意打ちな突然の発表で、心が踊りました。
私はこれまで、APS-CのSEL30M35(フルサイズ換算 45mm)と、SEL90M28Gを購入しています。
いづれも等倍マクロで、特にSEL90M28Gは写りも素晴らしいのに何故50mmマクロを切望していたか・・・それは、被写体によっては90mmでは望遠過ぎるという点です。
簡単な例で言うと、レストランに行って、料理の写真を撮る場合、50mmでは席に座ったまま全体を撮れますが、90mmでは立ち上がらないと撮れません。むしろ、隣や対面の人の料理を撮るのが丁度良い位です。
同じく、室内でおもちゃの写真を撮る時でも、狭い部屋の中では全体を撮るには90mmは不便で、実際の所、APS-CのSEL30M35を今でも愛用しています。それだけに、フルサイズ対応の50mmマクロを切望していました。
ここで、3種類のマクロレンズを少しだけ比較してみます。

最短撮影距離に関してはAPS-Cが圧倒的ですが、コレはコレでここまで寄ると、自らの影を撮影対象に落としてしまいます。
逆に、90mmは結構離れないと行けないですね。50mmはその中間という感じでしょうか。センサーサイズのフォーマット上、撮影対象を”大きく”写すにはAPS-Cの方が有利で実際の所同列に比較すると実際使ってみると感覚が違うのですが、そこは今回無視します。(つまり、同じ等倍レンズでも、フルサイズよりAPS-Cの方が1.5倍大きく映るイメージ)
ただし、今回の50mmはフォーカスによって、全長が結構変わるようです。また、多分、レンズフードは付属していない気がします。(見た感じ少なくともバヨネットではない?)そもそも、レンズフードが必要ないのかもしれませんね。

色々な情報から読み取ると、等倍撮影の場合、フォーカス最長時の長さが分からない(カタログスペックの71mmは多分一番短い時)ので想像になりますが、最大に伸びた状態では10.5cm位になるのかな?これは、実機が手に入ったら試してみたいと思います。

カタログスペックから読み取った、大凡の撮影距離イメージ。(自分で測った物なので誤差は許して下さい)
ちょっと残念だった事は、Gレンズじゃないって事と、手ぶれ補正が付いてない事位でしょうか。いや、Gレンズじゃなくても写りの良いレンズはあると思いますが、気分的な問題で・・・
手ぶれ補正に関しては、α7IIIを買えって事ですかね?
何はともあれ、このレンズは十中八九購入すると思います。言わいるマクロ撮影的な目的では90mmの方が断然オススメですが、お散歩に持って行くには寄れる50mmは大変魅力的ではないでしょうか。自分としては、普段レンズは、16-35、24-70、70-200の3本持って行きます。おそらく、これからは24-70を家に置いていってでも、50mmマクロを持ち出すような気がします。
まずは国内発表はよっ!